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2015
03.31

独りよがりのエコはむしろマイナス

エコドライブというと、自分の燃費ばかり考えてしまうのが普通。いや、エコドライブに限らず、車の運転はエゴが出易い。あっちへ行きたいこっちへ行きたい。早く行きたい。競争してる訳でもないのに妙に抜かれたくない。抜かしたい。自分の車の燃費をよくしたいというのも、同様にエゴの一種である。語感が似ているせいではないんだろうが、エコとエゴは紙一重だ。車内はパーソナルな空間ということもあって、他の人や車のことまで気が回らず自己チューな別人格となってしまう人が少なくない。

だが、エゴを貫いても実は大して得しない。しかも全体で考えるとむしろマイナスで迷惑であることが多い。それがたとえエコを目的としたエゴであってもだ。

理由は単純で、自分だけの道路じゃないから。他に何もなく誰もいなければ好きなように走れるが、なかなかそうは問屋がおろさない。

車の運転とは、車という機械の操作法であると同時に、他の車や歩行者などと混じり自分がどのように動いていくか、つまり処世術でもある。前者ばかりが運転技術と思われていて陰に隠れがちだが、実は重要なのはむしろ後者の処世術の方だ。

数多くの人々の考えが交錯する中で、自分一人だけ好き勝手に動こうったって、そう簡単にいく訳がない。ふんわりアクセルだのアイドリングストップだの、自分の燃費を向上させようと頑張ってみるのはよいが、もし他人のことを省みない独りよがりの行動をとれば、他の車や人々との間に必ず軋轢を生む。後ろのことも考えず前の車にチンタラされたら、そりゃ誰でもイラッとするだろう。嫌がらせしてやろうって気にもなるし、無理やり抜かして鼻先に入ったり、実際にその手のことが起こる。

道路上の他者との付き合いは、その場限りの一期一会だ。気持ちがギクシャクしたら車の動きもギクシャクする。そうなってはエコドライブなんて上手くいく道理がなく、相手にも迷惑となって当然。せっかくのエコ意識がマイナス効果しか生まないのでは、残るのは虚しさばかり。それは決して本意ではないだろう。

ここまで読んで(つまりは他の人を思いやれって話でしょ?)と感じた人も多いだろうが、それはちょっと違う。誰にだって(こう動きたい)という欲求があるが、問題は、他者の欲求を無視して自分の欲求を通そうとしても上手くいかないってこと。これはまさしくエゴである。それよりも、一期一会の見知らぬ相手が考えてることを想像し、その欲求を自分の欲求とシンクロさせてやる方が、ずっとスムーズに走れる。自分が走り易くするために相手を気遣うのだ。別に相手のためだけにやる訳じゃない。もちろん意志疎通がうまくいかないことも時にはあるが、流れに任せているようで意外と自分の思った通りに走れるし、結果的には早く目的地へ辿り着けたりする。情けは人のためならず、だ。

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2015
03.23

安全なくしてエコなどある訳ない

名前ばかりが知られるようになって、現実には大して社会に浸透しているようには思えないエコドライブだが、中にはいたくお気に召して趣味になっちゃう人がいる。趣味くらいならまだ良いが、何が何でもエコドライブ絶対主義までいくと困る。

当たり前の話だが、エコより安全の方がずっと大切。事故はエコの視点から見ても最悪だ。後ろが渋滞してしまうし、自分も目的地への到着が遅れるというデメリットが発生する。車が壊れてしまえば修理のためにお金と時間と資源がかかる。少なくとも何らかのダメージで車としての性能が落ちてしまう。怪我の治療も同様だが、治療できるレベルならまだマシ。車は気軽に簡単に運転できるから忘れてしまいがちだが、いとも容易く人の命を奪ってしまうツールであることを忘れてはならない。

エコドライブでガソリンを節約してプラス1のメリットを得たとしても、事故を起こせば自分だけでなく他者も含めてマイナス100000とかそれ以上とか、とにかく桁違いのデメリットが生じる。時間もお金も資源も、何もかもだ。だから、エコか安全か選ぶ場面に出くわしたら、無意識の内に迷わず安全を優先してくれなきゃ困る。

「そんなこと言われなくても分かってるヨ。安全よりエコをとるヤツなんていないよ」と誰もが言う。だが本当にそうだろうか?

たとえばエアコンで燃費が落ちるのを嫌がって、フロントガラスがくもったまま走ったりしてないだろうか。暑さ寒さを無理に我慢して体調を崩していないだろうか。エコドライブは我慢比べじゃない。ドライバーのパフォーマンス維持は最優先だ。

まぁ確かに、多少のガソリンをケチって自分の身をわざわざ危険に晒そうって人はいないだろう。少なくとも自分の身は。だが他人の身はどうだろうか。安全運転は何も自分だけのものじゃない。『良いこと』をしてるつもりのエコドライブに夢中になるあまり、知らずの内に他人を危険な目にあわせていないだろうか。

たとえば狭い道から幹線道路に合流したのに、「急加速は燃費の大敵!」とか言ってアクセルを踏み込むこともせず、後ろから近づいてきた車に急ブレーキを強いていないだろうか。エコドライブに変にハマった人が陥り易い落とし穴だ。後ろで事故が起きても自分だけは悠々と走り去る。こんなのエコじゃなくて単なるエゴドライブ。後ろがちゃんと止まり切れなきゃ自分が追突されることだって大いにあり得る。他人の安全は自分の安全にも直結していることも忘れて、どの面下げてエコドライブなのか?

本当のエコドライブは安全運転と共通するから、基本的に危険を避けられる。裏を返せば、安全を損ねてるようじゃ実際は全くエコドライブできてないってことなのだ。

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2015
02.09

エコドライブの評価は難しい

エコドライブしようと考えたら、目的地までどれくらいガソリンを使ったか知りたい。そのためには、どんな道をどれだけの距離走ろうがお構いなしで、ガソリンを使う効率だけを表すいわゆる燃費○○km/Lではいささか役不足だが、なんとか方法はある。スタート地点で燃費計をリセットし、ゴールまでの燃費を測る。大抵は一緒に距離計もリセットされるだろうから、走行距離も測れる。走行距離(km)を燃費(km/L)で割ってやれば、使ったガソリン量(L)が分かる寸法だ。割り算するのが面倒くさいし、パッとすぐイメージできないが、目的地までのトータルガソリン消費量は分かる。毎回こんなことするのは面倒だが、これで一件落着。

という話ではない。使ったガソリン量が分かったところで、それが果たして好成績なのか箸にも棒にもかからない低レベルなのか、実はサッパリ分からない。ルート選択が正解だったかどうか分からないし、同条件で効率の高い運転だったかも分からない。ガソリン消費は信号ひとつでも大きく変わってきてしまうから、全くの同条件で走る比較対象が存在しない以上、エコドライブとして上手下手の評価をするのは非常に難しいのだ。

ただ逆に言えば、ルートの条件をできるだけ揃えることができれば、目的地までのガソリン量で比較ができるし、距離が一定なら○○km/Lでも十分いける。つまりエコドライブとしての評価がある程度できるということ。例を挙げれば毎日の通勤で同じ道を走る場合が相当する。(ルートが同じなんだから燃費だって大差ないでしょ)などと思うなかれ。毎日データをとってみれば本当に毎日バラバラな数字が出てくる。ほんのちょっとの差が生じた原因を考えて試行錯誤すれば、それは立派にエコドライブだ。スタートとゴールを固定して様々なルートを試すこともできる。一回二回じゃデータとして信憑性がないけれど、何度もチャレンジしたら思ってもない高効率ルートが見つかったりもする。いつもの道でエコドライブの技術を磨く。これは可能だし、勧めたい。

しかしそれ以外の場合は、残念ながらエコドライブを評価するのは厳しい。初めて走る道で、燃費の数字を何と比べればよいのだろう。率直に言って、ない。似たような市街地やら山道やらを走ったときの燃費と比べたり、他人の数字を見たりもできるが、参考程度だ。今日の自分の運転がどれだけエコドライブだったのか、残念ながら知る手段はない。できるだけ効率良く走る努力をして、より良い方法がなかったか試行錯誤するしかないのだ。

エコドライブを評価できないと達成感を得られず、モチベーションが下がるのも無理はない。これがエコドライブが定着しない理由のひとつではあるが、些細なミスでも燃費はガクンと落ちるから、実際には何の失敗もなく走れることなんてまずない。手探りでも自分で運転の成功失敗を考えていれば、漠然と動作の意味が分かってくる。その頃には、使ったガソリン量や所要時間といった数字にもエコドライブの効果が表れていることだろう。

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2015
01.31

エコドライブとは低燃費運転のことではない

大抵の人は『燃費よく走るため』にエコドライブするんだと思っている。しかしそれはエコドライブの一部分でしかなく、低燃費運転がエコとは限らない場面などいくらでもある。実際に燃費くらいしか目安となるものがないから、つい勘違いしてしまうのも仕方がないが、あまりこの数字にこだわってしまうようだと困る。

そもそも『燃費よく』とは何なのか。「そりゃ、少ないガソリンで長い距離走ることだろ。」誰でもこう言う。ガソリン1Lで何km走れるか。要するに最近の車なら普通についてる燃費計の数字○○km/Lってワケだ。この数字を0.1でも上げようと必死こいて色々工夫するのが、世に言われるところの低燃費運転であり、エコドライブなのだと思われている。

だがこの大前提、ハナから間違っている。

考えてもみてほしい。車で走るってのは、車という機械を移動させることでもあるが、それは大抵の場合メインではない。乗ってる人なり載せてる物なりを目的地まで運ぶために車を使うのだ。ゴールまでは様々なルートがあって、どの道を選ぶかで当然ながら距離も変わる。Lあたりの走行距離を小さく抑えて燃費が良いと言ってみたところで、目的地まで長い距離走ってるんじゃ、結局のところ使うガソリン量は多くなってしまう。山手線で例えれば、東京駅から隣の神田駅へ行くだけなのに、わざわざ輪っかを逆回転して品川渋谷新宿池袋上野と辿って遠回りしてるようなもんだ。同じ金額で長い距離乗れるかもしれないが、何の得があろうか。これを首都高環状線でやろうもんならガソリンの無駄遣いも甚だしい。高速使って燃費の数字が多少向上したって、そんなもの気休めにもならない。

つまり真のエコドライブとは『できるだけ少ない燃料で目的地まで辿り着く』ことだ。

この『目的地』という概念、エコドライブの話となるとどういう訳か忘れ去られがちなのが不思議だ。こんなのすごく当たり前のことなのに、なぜ○○km/Lなんて効率ばかり気にするのか。車に限定せず移動手段をいろいろ比べてみればよくわかる。東京から大阪までどう行くか。新幹線か。車か。高速バスか。船か。はたまた飛行機なのか。スタート・ゴールの場所や所要時間、運賃、労力などを総合的に考えて、一番良さそうな選択をするはずだ。飛行機だといくらかかって何km飛ぶから、kmあたりの値段が・・・なんてこと気にする人間はどこにもいない。しかも車を除けば、目的地までの運賃や時間はだいたい決まっている。だったら車でも、目的地までどれくらいの時間とお金(ガソリン代も含めて)がかかるかトータルで考えるのが当然じゃないか。

ただ車という機械から『燃費』を考えたら、使ったガソリン量と走った距離とで計算する以外に方法がない。だから○○km/Lなんて数字で機械の効率を比べるのも仕方ない。でも本来エコドライブは目的達成の効率で考えるべきなのだ。機械の効率ではなくてね。

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2015
01.28

エコカーはエコドライブにあらず

現代はエコカー全盛。ガソリン価格が高止まりしていればもちろんだが、値下がりしても地球環境のことを考えたら、低燃費追究の流れが変わることはないだろう。車を買ったときガソリンが安くても、その後もずっと続くとは限らないし。

ただエコカーとエコドライブは完全に違う。ある意味では正反対だ。勘違いしてもらっちゃ困る。エコカーに乗ってりゃすなわちエコって訳じゃない。

確かに最近のエコカーはよく出来てて、誰がどんな風に乗ってもそれなりの低燃費で走ることができる。走り方が同じならエコカーの方が好成績。そういうものだし、そのためのものだから。でも車なんてそう頻繁に買い替えないし、年がら年中意味もなくマイカーを新しくしてたら、それは既にしてエコではない。新車で買った現在最新のエコカーだって数年すりゃ未来の最新車種に劣るだろう。13年もすりゃグリーン化税制で勝手に環境不適格の烙印を押される。車の性能で燃費が変わるだけだから、お金払って手に入れた時点で満足してしまう。エコカーでエコを語ろうったってその程度の一時的な情熱で終わるのだ。素晴らしいカタログ燃費で客を釣るエコカー商法はこの弱点を見事に突いている。

それに対してエコドライブは、運転の方法だけで燃費を向上させようというもの。車が何だろうが関係ない。SUVならSUVなりに。軽なら軽なりに。トラックならトラックなりに。もちろんエコカーならエコカーなりに。ハイブリッド車やEVに乗ってるからって、そこで満足してちゃダメなんだ。そこから始まるのがエコドライブであって、どこからでも始められるのがエコドライブなのである。

燃費の悪いミニバンやスポーツカーに乗る人を見下して、もっと燃費の良いエコカーに買い替えろと気軽に言う人が結構いる。このご時世だから当然といえば当然だ。国のエコカー補助金なんかもある意味その一環なので、まぁ仕方がない。そりゃもちろん元々の燃費がよい車、要するにエコカーの方が、節約できるガソリンやお金の絶対量は多い。しかし誰だって車を買う時には本人独自の要望があってその車を選んでいる。家族や荷物がたくさんなのに全てが乗り切らない小さな車を選んでも仕方がない。車での移動時間や空間を楽しむのに、スポーツカーや高級車でないと味わえない部分だってあるだろう。それなりの価格で車を買ってそれなりのガソリン代を負担する覚悟があってのことだ。本来ならば誰にも非難されるべき類のことじゃない。

そこで、どんな車であってもその車なりに燃費を向上させるエコドライブが重要なのだ。燃費は『車の性能』×『運転効率』。前者がエコカーなら後者こそがエコドライブ。ドーピングして車の性能を上げるより、自分のスキルが向上する方が楽しいし、大事。そういうことだ。「エコカー乗ってるから俺はエコドライブなんだ」なんて、ありえない。

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