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2014
05.16

ハイブリッド車という選択

エコカーの代名詞とも呼べるのがハイブリッド車です。ハイブリッド(hybrid)という言葉の意味からすればもっと幅広い組み合わせはあるのでしょうが、一般的にはエンジンとモーターという二つの異なった動力源を組み合わせた車を指します。

エンジンは負荷の大きい状況で力を発揮するため、発進時やアイドリング、低速走行時は効率がよくありません。そのようなエンジンが苦手とする部分をモーターでアシストもしくは肩代わりすることで、効率よく走り、燃費を向上させようというものです。ハイブリッド車にもいくつか方式がありますが、効率のよいエンジンの使い方をして燃費を稼ごうという思想は同じです。

ただ、ハイブリッド車は燃費がよいのでエコだと単純に考えてしまいがちですが、一概にそうとばかりは言えません。

一台の車にエンジンとモーター、燃料タンクとバッテリーの両方を備えているため、単純に重くなります。同レベルのエンジン車に比べたら、一割二割は重くなってしまい、その分タイヤや道路に与えるダメージは増加します。

システムが複雑になるので車を構成する部品数が増え、生産時点での環境への負荷はむしろ大きいということも覚えていてよいでしょう。また、システムが複雑になるほど故障のリスク増加の恐れもあります。

またエコノミーの方のエコに関しても、ハイブリッド車は同グレードのエンジン車に比べてかなり高価です。税制の優遇もあるものの、燃費の向上による節約で元をとろうと思うと、エコドライブで10万km以上の距離を走らなくてはなりません。もっとも、人気のハイブリッド車はリセールバリューも高いので、単純計算はできませんが。

そのあたりのことも踏まえた上で、ハイブリッド車の特性が自分のライフスタイルに適していると考えたならば、多少の高い買い物になったとしても、ハイブリッド車を選択するメリットは十分あります。日本の道路事情であれば、ハイブリッド車がオールマイティに使える人はかなり多いことでしょう。

逆に、ハイブリッド車が苦手とする使用パターンになる人は、高価なだけで効果が薄く、期待ハズレの車となってしまいます。ブームに乗らず、他の選択肢をとるべきかもしれません。
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2014
05.19

ハイブリッド車の得意分野

ハイブリッド車が得意とするのは、何といっても市街地です。

信号や歩行者の横断待ちなどで一時停止が多く、ストップ&ゴーを繰り返す場面では、発進や低速を苦手とするエンジン車の燃費はかなり悪化します。ハイブリッド車ではそのエンジンの苦手部分をモーターが受け持ちますから、ガソリンの無駄遣いを抑えることができます。エンジンを止めてモーターのみで走る(EV走行)ことが可能な車種は特に有利です。

渋滞に巻き込まれてしまっても、基本的にアイドリングストップするハイブリッド車はさほど燃費が悪化しません。むしろ走行スピードが低いおかげで燃費が向上することさえあります。渋滞はハイブリッド車が活きる場面と言えるでしょう。

そうは言っても、車は走るためだけに電気を使うのではありません。エアコンやオーディオはもちろん電気で動かします。バッテリーの蓄電量が減れば、ハイブリッド車であっても停車中にエンジンを回し、アイドリングを開始して発電・充電するのです。それでも普通のエンジン車と比べれば、バッテリー容量が大きい分だけその頻度も低く、燃費の悪化は抑えられます。発電に特化してエンジンを用いる方式ならば尚更です。

スピードを落とすときに、エンジン車ではブレーキの熱として捨てていたエネルギーを再利用できる回生ブレーキも大きなポイントです。
これは通常の走行ではバッテリーの電力でモーターを回して車が進むところを、逆に、捨てていた減速する力で発電し、バッテリーに溜めこもうというものです。減速時のマイナスを削ろうとしても、エンジン車では(特別な装備がなければ)ガソリンを消費しない、いわばゼロまでしか工夫できません。それをプラスまで再利用できれば当然大きく燃費も向上します。

回生ブレーキは加速と減速がある程度織り交ざった走行だと活かされます。低スピードで加速したり減速したりする市街地や、もう少し速度の高い地方の幹線道路はこの条件によく当てはまり、多少のスピードアップダウンによる燃費悪化を吸収してくれます。
ただし急ブレーキになってしまうと回生ブレーキだけでは制動力が足りず、通常のブレーキとの併用になってしまいますし、加速の場面が増えるほど溜めた電力の消費も激しくなるため、全てカバーできると過信するのは禁物です。

ハイブリッド車はエンジンに加えてモーターとバッテリーも積んでいるので、それを最大限活かし、できるだけエンジンの仕事を肩代わりさせるのが運転のコツです。裏を返せば、エンジンが苦手とする低速走行こそハイブリッド車の得意分野だということです。
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2014
05.19

ハイブリッド車のウィークポイント

エンジンとモーター、二つの動力を持つことがハイブリッド車の特徴であり、長所なのですが、このことは同時に欠点ともなります。単純に、かなり重くなるのです。
バッテリーを大きくすればたくさん蓄電して使えますが、比例して重量も増加するため、結果的に燃費の向上幅は狭まるというパラドックスに陥ります。

ハイブリッドという複雑なシステムを導入しておきながら、燃費が向上しないのでは本末転倒です。そのため軽い素材を使うなどして重量増を1.2倍程度に抑え、良好な燃費を維持するのが普通です。しかしシステムの複雑化に伴って部品数が増えるのに加えてハイテク素材を使えば、当然ながらコストに跳ね返ってきます。結果的に車両価格が上がり、長いこと乗り続けてようやく元がとれるというのがよくあるパターンです。

また、常にハイブリッド車のメリットを活かせられるならば幾分かマシで、それが難しい場面もあります。具体的には、ハイブリッド車は高速道路の巡航が苦手です。

高めの一定速度で巡航し続けると、常にエンジンがかかり続ける状態になるため、普通のエンジン車とエンジンの使い方は変わりません。するとハイブリッド車は車両が重い分だけ余計なエネルギーを消費し、燃費も悪くなるのです。
もちろん高速道路が渋滞すれば立場は逆転しますが、せっかく高速道路を利用して渋滞を望むのはおかしな話です。

そして、ハイブリッドシステムで重くなるということは、体積も増大します。すると必然的にエンジン車に比べればどうしても車内や荷室が圧迫され、狭くなってしまいます。常に載せる荷物がたくさんある人には大きなデメリットです。
流線型スタイルにして走行時の空気抵抗を減らした車が多いですが、荷室を増やして下手に空気抵抗を犠牲にすると燃費が悪化してしまうので、どのようなバランスにするかメーカーも苦労されていることでしょう。

どのような車でも当てはまることですが、ハイブリッド車に乗り換える前に、載せるべき荷物がきちんと積載でき、上げ下ろしが容易かどうかだけは確かめておいた方がよいでしょう。
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2014
06.15

ハイブリッド車運転の注意点

ハイブリッド車とはいえ普通に売られている自動車なので、特に意識しなくとも普通に運転することは可能です。普通に走っているだけで、当たり前のように燃費がよくなります。エコドライブの方法に関しても、エンジン車と大差ありません。ただ、モーターとエンジンの両方を積んでいるため、特有の注意すべき点があるのも確かです。

まず静かだということ。最近の車はどれも静かになってきていますが、エンジンを止めてモーターで走るEV走行時は特に静かです。どちらかというとハイブリッド車のメリットなので、何の問題もないと思われがちですが、静かすぎると歩行者に気付いてもらえません。こちらに注意が向かなければ、いきなり思いもよらない行動をとったりします。歩きスマホが社会問題となっている現代では尚更。自分の存在に気付いてもらうことは、想像以上に安全運転の大きなファクターなのです。
低速走行時に音を発する装置が義務付けられていますが、それでもハイブリッド車は、歩行者にとって通常のエンジン車より圧倒的に存在感がないということは肝に銘じてください。

次に細かい話ですが、下り坂でフットブレーキを使う頻度です。これはハイブリッド車を運転する本人はもちろんですが、その後ろにいる人にも関係があります。

エンジン車では下り坂でスピードが出すぎないよう、シフトダウンして低いギヤを選択し、エンジンブレーキを強く効かせるのが普通です。AT車でもちゃんとシフトダウンやセカンドにギヤチェンジできるようになっています。実際に使っているかは別として、教習所ではエンジンブレーキを活用するよう習ったはずです。

長い下り坂でフットブレーキばかり酷使すると、ブレーキの摩擦材が過熱して摩擦係数が低下しブレーキが効かなくなるフェード現象や、ブレーキ液が沸騰して気泡が発生しブレーキが効かなくなるヴェイパーロック現象が起きてしまいます。こんなことになったら、転げ落ちるようにどんどん加速して極めて危険。そうならないためにも、エンジンブレーキを利用してフットブレーキを使う頻度を下げるのが基本です。ブレーキランプをパカパカさせながら坂を下るのは下手ドライバーの証みたいなものです。

しかしハイブリッド車では、フットブレーキを踏んだとき、タイヤをブレーキパッドの摩擦で減速するよりも、回生ブレーキで充電しつつ減速する方が優先されます。減速エネルギーを熱として捨ててしまうより、バッテリーに溜めて後で使う方がずっと効率的ですから当然です。つまりシフトダウンしてエンジンを介して減速するより、軽くフットブレーキを踏み続けて充電しながらスピード調整する方が、ハイブリッド車では効率的ということになります。(もっとも、バッテリーが一杯になると回生ブレーキが使えなくなるので、エンジンを回してエンジンブレーキを活用せざるを得ません。)
このことを知らずに後ろから見ていると、ブレーキランプが点きっ放しになるので相当に下手っぽく見えますが、実はハイブリッド車の走行技術のひとつなのです。

最後に、自分一人のエコドライブにこだわりすぎないということです。

方式によって差はありますが、ハイブリッド車は低速での走行およびストップ&ゴーを得意とし、高速巡航を苦手とします。大雑把に言えば、ハイブリッド車ではスピードが遅いほど燃費がよくなります。EV走行できる車種だと特にその傾向は強くなります。

せっかく高い差額を出して、低燃費と言われるハイブリッド車を買ったんですから、ドライバーもできるだけ燃費よく走りたいと願うもの。それはもちろん悪いことではありません。しかしそれが仇となって、燃費を少しでも向上させようと、必要以上にゆっくり走ってしまいがちなのです。もちろん適正な「ゆっくり」ならばよいでしょう。しかし自分の燃費に気をとられるあまり、他人の迷惑を省みず、ノロノロしすぎると問題です。

特にハイブリッド車が得意とする低速走行時は、普通のエンジン車にとって最も苦手な場面。こんなところで優雅に『ふんわりアクセル』なんかしていると、後続が滞って地獄を見ます。元々燃費のよいハイブリッド車がほんの少しガソリンを節約するために、後ろのトラックが大量の軽油を無駄にする。これのどこがエコでしょうか?後ろからは単なるエゴにしか見えません。エコのつもりがエゴと思われるのはイヤでしょう。

せっかくハイブリッド車を選ぶような高いエコ意識を持っているのですから、自分の低燃費を追求するばかりでなく、周囲の車も巻き込んだエコドライブを目指してほしいものです。そのために自分が最良の効率で走れなくなったとしても、ハイブリッド車はその悪化を最低限に抑えてくれる車なのですから。
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