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2014
09.20

入るのは『後ろ』

十分な車間距離をとり、前車のプレッシャーがなくなったら、合流のための本線確認です。
 
本線を流れるスピードを確認するために、できれば早い段階で本線の流れをチラッと見ておきます。これは加速レーンに入る前のカーブでやっておきたいところ。道路の形状によっては見えないこともありますが、トラックの屋根だけでも見えればOKです。渋滞してノロノロ動いていればこちらも加速の必要はありませんし、本線がハイスピードならばしっかりアクセルを踏まねばなりません。それを確認し、大雑把に心づもりをしておくのが目的なので、ここではまだ(どこに入ろう)などと考えなくて大丈夫です。仮に確認ができなくても、先に進めば分かることなので、気に病む必要はありません。
 
さて、加速レーンの入口に来たら40km/h程度の速度制限が終わります。この辺りではもう本線の確認ができるでしょう。前方にスペースが十分あれば、前の車に追突する心配はほとんどありませんから、隣を走る本線を確認し、入り込む場所を決めてスピードを調節することに専念します。
 
ここで意識しておくべきなのが、本線を走る車の方がこちらよりずっと速いということ。遥か後方にいるように思えても、あっという間に追いついてきます。例えばこちらが50km/hで本線が100km/hならば、その速度差は50km/h。秒速になおすと13.9m/s。こちらが加速せずにチンタラしていたら、たった1秒で14mも差を詰めてくる計算です。
 
本線の流れが速いということは、まさに合流の怖さの源ではありますが、それを逆手にとって合流するのが実は簡単な方法なのです。
 
まずはルームミラーで本線の後方を、サイドミラーで右斜め後ろを確認。そしてこちらより少し後ろに位置する本線走行車を見つけ、ターゲットとします。横ではなく後方の車。これが本線との速度差を考えた合流のポイントです。
そしてまずターゲットの後ろに入ることを目指します。前ではなく後ろ。ここがミソです。
 
合流に限らず車線変更を苦手とする人は、他の車の前に入る感覚で車を動かしてしまいます。いや、ほとんどの人がそうでしょうか。しかしこれが実に最悪なのです。
 
自分より後ろにいる車なので、なんとなくその前のスペースに入り込める気がします。(自分の方が前にいるのだから、先に行って当然)という感覚です。しかし残念ながら、本線を流れる相手の方がずっと速いスピードで走っている。こちらが頑張って加速してもすぐに並ばれてしまうのです。
 
こうなると車線変更は単なる幅寄せの嫌がらせ。なんとか入り込めても相手の鼻先です。無理やり入り込まれて急ブレーキを踏まされて、相手も穏やかではいられません。よくてクラクション、最悪の場合重大事故。
そうなってはいけないので大抵の場合は車線変更ができず「前に入れてくれなかった」とボヤくことになるのです。
 
合流時に限りませんが、自分の前に他人が入ってくるのは誰だってイヤなんです。これは人間の性(さが)。前に入れてもらえなくてボヤく人だって、いざ自分が前に入られる立場になればやっぱりイヤなハズ。毎度喜んで前を譲ってあげるような聖人君子では、いつまで経っても前に進めず、後ろからクラクションの嵐でしょう。
 
前に入られるのは誰だってイヤ。つまり前に入ろうとするのは難しくて当たり前、入れてくれなくて当然。本線の車の前に入ろうとするのは、わざわざ合流を難しくしているようなものです。

しかし自分の後ろに入られて文句を言う人はいません。気にも留めないかもしれません。つまり簡単。だから『自分より後ろにいるターゲットの、更に後ろに入る』ことをまずは目指すのです。
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2014
09.06

合流加速の絶対条件

きっちり加速できればスムーズに合流できます。ではその前段階として、きっちり加速するにはどうすればよいでしょうか。
実はこの部分こそ合流のキモなのですが、そう認識している人が意外と少ないのです。
 
加速したければ、そのためのスペースが必要です。絶対に必要です。加速したら前に進むので、前方にスペースが必要です。速度が高いので広く必要です。つまり、前の車との車間距離を十分広くとっておかなくては、加速などできるはずがないのです。
 
少しでも早く合流しなければとついつい焦り、前の車についついピッタリ貼りついてしまうのが、やってしまいがちな大間違い。これでは前車と同レベルまでしか加速できません。もし前がおっかなびっくりでなかなか加速しない人だったら、後ろの自分もお付き合いして、加速レーン最後で停止する羽目に陥ります。
 
もし前が上手に加速する人で、こちらもアクセルを踏めたとしても、本線で2台続けて入れるスペースがあるとは限りません。前の車は本線に合流できたけれど、自分は加速だけしておきながら本線に入り込めず、急ブレーキで停止の憂き目をみる・・・なんてことも起こります。
 
高速道路で合流するためには、本線の流れを確認しなくてはなりません。それなのに眼の前が詰まっていては、追突しないかという前車のプレッシャーに悩まされます。当然アクセルを踏むのを躊躇しがちで加速できませんし、前方に注意が削がれていては、ハイスピードな本線の流れを確認できず、滑り込む空間を見つけるのは至難の技です。
 
ですから、高速道路の合流が上手くできず、苦手意識を持っている人は、加速レーンに入るまでのカーブあたりで、まず眼の前のスペースを十分に広くとるようにしましょう。(遅すぎるカナ?)と感じる40km/h程度の速度制限を守ってやれば、難しくはありません。
 
前車が速い車なら勝手にスペースが広がります。問題は、前の車が遅いときです。ついつい追いついてしまいそうになりますが、煽ってもスピードアップする訳でもなく、加速スペースを確保できなければ困るのは自分の方。ジッと我慢して、きちんと眼の前のスペースを広くとりましょう。むしろ、前が遅そうなときこそ、前車が万が一止まってしまっても自分はなんとか本線に合流できるよう、敢えて車間を広くとるべきなのです。錯覚しやすいのですが、この点を守るだけで合流なんてウソのように簡単になります。
 
なかなか加速できない車にピッタリくっついて煽った挙句、悪態をつきながら自分だけフル加速でなんとか合流し、自分は運転が上手いんだとホザいている人がよくいます。
 
冗談じゃない。
ピッタリ後ろにつかれたらルームミラーの視界が塞がれて後方確認ができないし、煽られたら誰だって焦ります。実際に前車が上手くないのかもしれませんが、ならばそれをサポートするような動きをするのが真に上手なドライバー。ただでさえ苦手な合流を更に邪魔して危険を助長するようなのは、下手中のド下手。自分だけが上手いと錯覚しているただの自己チュー。
 
ですから、もし前方のスペースを十分にとって煽られても、気にする必要は全くありません。結局は一台ずつ確実に合流していかなくてはならないのです。まずは自分がきっちり加速し、確実に合流することを考えましょう。
 
車間距離を広めにとって前車の束縛から逃れ、自分の思った通りに速度管理するのは、エコドライブの基本中の基本でもあります。高速道路の合流では、加速しながらという条件がつくので、その重要性が否応なしに高まり、ほぼ必須。合流を何度か試して車間距離の大切さが身に染みれば、エコドライブの上達にも役立つでしょう。
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