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2015
04.09

なるべく少ないエネルギーで辿り着く

エコドライブするのに、まずは目標を設定しておこう。最終的な大目標を掲げておいて、その達成のため小さな目標を立て、それぞれクリアしていくのが一番分かり易いし効果的。ただ実際には、クリアというよりも選択肢に近いことが多いだろう。目標はこうだけど、無理そうだから別の手段の中で最善を選ぶというような。車の運転は難しいし、100パーセント何もかも思い通りに事が運ぶ訳じゃない。次善の策、大いに結構。

それでは何をエコドライブの最も大きな目標に据えるか。

『温室効果ガスの発生を抑制して地球温暖化を食い止めよう』とか?心掛けは大いに結構。だが残念ながら、個人的なエコドライブの目標としては大きすぎる。そんなの社会全体で取り組まなきゃ無理だ。ドライバー個人でどうにかしようにも、エコドライブを社会に広めようとする努力まで要求されてしまい、日々の目標の域を超えてしまう。

そんな大袈裟なことではなく、単に『目的地までなるべく少ないエネルギーで辿り着く』ことを目標とすればOKだ。要するに省エネである。

≪エコドライブの評価は難しい≫で書いたように、実はエコドライブの効果ってのはなかなか実感できない。だからこそこんな単純なことを最も大きな目標にしておくのだ。また勘違いしやすいことだが、燃費の数字を良くするのと違うのも≪エコドライブとは低燃費運転のことではない≫で説明した通りである。

少ないエネルギーで走ることに異論はないだろう。その省エネという目標に向かって小さな工夫を重ねていくと、気がつけば大きな節約となり、最終的に財布や地球のためになる。

ただこの省エネというのがミソで、どんなエネルギーでも通用する。ガソリンでも軽油でも電気でも水素でも何でも、省エネの観点からすれば同じこと。つまりどんな車であってもエコドライブは変わらない。普通のガソリンエンジン車でもハイブリッド車でもディーゼルでもEVでも、今はまだ見ぬ未来の車であっても、エネルギー効率の差による細かな運転技術の差はあれど、エコドライブ自体に大差はない。なぜならば、車がするのは積んでいる荷物(もちろんドライバー等の人も含む)をスタートからゴールまで移動させる作業でしかないからだ。物を移動させるのに必要なエネルギーは基本的に同じ。エコドライブとは、移動を必要最低限のエネルギーだけで済ますべく、走行中に生じる無駄を極限まで削る作業に他ならない。どんな車であろうと無駄を削るという原則は当然同じなのだ。

なんだか難しそうな話になってしまったが、要するに目的地まで楽に行こうってこと。歩いたり自転車こいだり、人力で移動することを思い起こせばすぐ分かる。誰だって楽をしたいだろう。車という機械にもその楽をさせてやろうってだけのことである。
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