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2015
04.30

その車、ホントに使わなきゃならんのか?

エコドライブは車の運転術だから、車を使うのが前提。そうでなきゃドライブにならない。その中で『なるべくエネルギーを使わず目的地まで辿り着く』ようにして、できるだけの省エネを心掛ける。エコドライブとしてできることはそれが全てだ。

しかし車とのつきあい方から考えてみれば、エコのためにできることはまだある。エコドライブ以前に『その車、ホントに使わなきゃならんのか?』である。

こう書くと(車じゃなくて電車やらバスやらの公共交通機関を使えとか言うんだろ)と思われるかもしれないが、そんな偉そうな話ではない。1~2分も待てば次の電車やバスがやってくる都会ならそれも可能だろうが、地方に行けば1本逃したら1時間先とかザラ。駅やバス停まで遠いだけならまだしも、そもそも路線がなければどうしようもない。車に乗らなきゃ生活が成り立たないのだ。つまり使わざるを得ない。公共交通機関の利用とか、恵まれた環境にある人が気軽に言うべきじゃない。

だがそれでも敢えて『その車、ホントに使わなきゃならんのか?』と問う。それは、人間は易きに流れるものだからだ。

車が必需品である人ほど、車を使うハードルは低くなる。例えば都会ではちょっと買い物に出掛けるだけでも駐車場代が結構かかるが、郊外では当たり前のように無料。渋滞の発生や家に一台置いとくだけの駐車場代だって段違いだ。

車の所有や使用のハードルが高い都会の人ほど「ホントに車で出掛けるべきかな?」と一歩立ち止まって考えられる。まぁそれは、別の選択肢があるからではあるけれど。

しかし日常的に車を使う人は、すぐそこの歩いて行けるコンビニにでも車で行ってしまう。無意識のうちについ車に乗り込んでしまう。「これは車を使うべきときなのか?」などとあまり考えない。車が必需品であるという観念の元、その日常性に馴れてしまいがちなのだ。

この馴れが一番怖い。エコドライブは小さな省エネの積み重ねだ。小さな無駄に対する馴れや(ほんのチョットならいいだろう)という小さな甘えが積もり積もって大きな無駄となるのが最大の難敵。しかも敢えて自覚しないとなかなか気付かないのが厄介だ。

車の使う使わないも同様。この選択はゼロか否かの選択であるため、正確にはエコドライブではなく、それ以前の問題なのだが、その効果、いや影響は他のエコドライブテクニックよりも実は遥かに大きい。だいたいにおいて、こうした根源的な部分が一番重要であって、アクセルをどう踏むとかの細かいテクは効果も些細なものなのだ。

車は生活必需品。だからこそ常に心の中で「今、ホントに車が必要か?」と自問したい。

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